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2018-07-22 (Sun)
真夏の暑さになってからの更新で季節外れも甚だしいのですけれども、6月の小さい植物の紹介をしていなかったのがずっと気にかかっていて、ようやくです。

今回の主役は何と言ってもこの花です。
ネジバナ(ラン科)
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こんなに小さくても、蘭!という主張。

花弁は砂糖菓子のよう。奥に黄色い花粉の塊が見えます。
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この花粉、潜り込んだ虫に塊のままくっつきます。虫のかわりに爪楊枝の先を突っ込んでも、ポコッと塊でくっついてきます。

きっちり詰まった花序、このぎゅうぎゅう詰めが捻れを生んでいるんですね。
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捻れには右巻きも、左巻きもあり、巻き具合も、緩すぎて元から先の間に一周で来ていないぐらい緩いものから、ぐるぐる巻きのものまで、じつにさまざま。花の色も濃いもの、淡いものといろいろで、野外で群生しているのを眺めていると飽きません。

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小さい植物を見る会は、この花をみんなで見たくて始めた、そんな植物でした。

もうひとつ、これも拡大する楽しみを刺激してくれる6月の花、
ユキノシタ(ユキノシタ科)
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ぐるり、どの方向から見ていても、ユニークです。下に垂れた花弁の長さが不均等、芸が細かい。
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DSCN6979s.jpg 毛の先にしずく。腺毛です。

雄しべに葯がくっついている間はめしべは短く、葯が取れた頃に雌しべが伸びて2つの柱頭もはっきりとふくらみます。ひとつの花で、雄花的な時期と雌花的な時期を分けているのですね。他家受粉をするための巧妙な技。
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そして、つぼみの中には…美しい薄紅色の葯!
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ふくふくとして、このために花を咲かせるんだ、というのが伝わってくる気がします。

ほかに、観察した花。
ノハカタカラクサ  別名トキワツユクサ  (ツユクサ科)
DSCN6933s_R.jpg DSCN6951s_R.jpg
ガラス細工のような雄しべの毛、原形質流動も観察しました。
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ツタバウンラン(オオバコ科) 葉の形も楽しい。
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花は後ろに距が突き出ています。

7月・8月は夏休みイベントもあるため、小さい植物を見る会はお休みします。
秋のクールは9~11月です。
よろしくお願いいたします。

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2018-07-10 (Tue)
KOBEらぼ♪Polka 実験室では、夏休み中にラボの顕微鏡を使って自由研究に取り組んでいただける期間を設けています!
8月9日(木)・10日(金)・15日(水) です。
事前にお申し込みいただき、テーマについての打ち合わせから、個別対応いたします。

らぼポルカの顕微鏡には2種類あります。やりたいテーマや観察したいものに応じて、適した顕微鏡をお使いいただけます。

labo_mcs_1.jpg 双眼実体顕微鏡 
実物をそのまま立体的に観察できます。倍率は10倍~30倍のズーム式。虫や花など、虫眼鏡やルーペで見るよりも大きくしてみたいなあ!という場合には何でも観察対象になります。上からの照明だけでなく、下からの透過光にすることも可能で、透明感のある材料の観察にも適しています。

labo_mcs_2.jpg 生物顕微鏡
プレパラートを作って、下からの透過光で観察する顕微鏡です。倍率は40倍~600倍の6種類。ミクロメーターを使って観察物の大きさを測定することもできます。透過光だけでなく、上からライトを当てて観察することも可能です。

やってみたいこと、のご相談に応じます。
今は漠然としていても、お子さまの思いがなんだか突拍子のないことのようでも、
相談しながら進めることで、どんな興味も自由研究の形になっていきます。
テーマに応じて、適切な使用方法や観察のしかた、記録の取り方やまとめ方についてのアドバイスをいたします。
また、顕微鏡写真の撮影や動画の撮影にも対応いたします。

ぜひ、らぼポルカの自由研究サポートをご利用ください!

詳細・お申し込みについては
ホームページのこちらをご覧ください。

スマホの方はこちらをご覧ください。

顕微鏡使って、何するの? というイメージを作るための、簡単なテーマ例集も掲載しています。

とはいえ…興味の向くことや日常のちょっとした気づきをテーマに、といっても、なかなかつながらない、そもそも何をしたらいいのかしら? ということもありますよね。お子さまも学年が低ければ、そもそも自由研究って何!? 状態だったり。

小中学校の自由研究は、何も必ずオリジナルのテーマで取り組まなくてはいけない、というものではありません。「実際にやってみること」そこに大きな意味があります。
実験なら、準備を整える段階も楽しんで。
理科工作なら、完成のイメージを持って、そこへ近づける試行錯誤や工夫をする中でしくみを体感。
観察なら、素直な驚きそのものが記録のポイントに。
だから、お子さまの発言や行動から拾い出すのが難しければ、いろいろな自由研究本やWeb上にあふれているテーマ集から選んでもかまわないんです。

結果を予想したり、準備や手順を書き出したり、記録を取ったり、整理してまとめたり、考えたことを文にしたり。
最後にまとめる、ということを念頭に取り組んでいくとスムーズです。
「科学の方法」の体験を楽しみましょう。

なお、テーマ別実験体験講座も8月初旬に募集開始します。
いよいよ、やることに困ったときには、こちらもご利用くださいね。


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