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2018-04-10 (Tue)
2階ラボの定期講座が始まりました。
「小さい植物を描く会」
毎月第2火曜日午後(14:00~16:00)/毎月第3火曜日午前(10:00~12:00)
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尾形幸子先生のボタニカルアート教室で、植物画に取り組んでおられる方々を対象に募集しています。
虫眼鏡やルーペで観察したい植物の細かな部分や、小さすぎてなかなかモチーフにしにくい野の植物などを、拡大してみることで、新たな美しさや面白さに気づく楽しさを味わっていただければ、という企画です。

今回、体験参加の方を含めて、4名のご参加をいただきました。

春は野の花が次々とかわいい小さい花を咲かせます。
野に出て、その場で観察するのが一番良いのだと思いますが、部屋の中に持ち込んで観察、となると、園芸品種以上に咲いている状態を維持するのが難しい、また、午後は特に、というのが、植物材料のときにはいつも課題になります。

今回のメイン役者はホトケノザ 
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閉鎖花と開放花、閉鎖花は中で葯が開いています。
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エライオソーム(種枕)を持つ種子、右が開放花のもの。
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エライオソームには糖や脂肪酸、アミノ酸が含まれ、種子をアリに運んで欲しい植物の作戦です。
閉鎖花(自家受精)よりも開放花(他家受精=子の遺伝子の構成に多様性が生じる)の種子の方がエライオソームが大きい、ということです(※参考)が、種子ごとによる差との判別は数を処理しないと難しいようです。種子は表面の白い斑点が特徴的です。
「開放花・閉鎖花を同時につけるホトケノザ種子の表面成分とアリによる種子散布行動」寺田眞ら 2004 日本生態学会大会

外来種のヒメオドリコソウの種子はふっくりと立派。
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ホトケノザもヒメオドリコソウもひとつの子房に4個の種子ができ、パラパラとこぼれ落ちてきます。
DSCN6474_R.jpg こぼれ出るヒメオドリコソウの種子

ブライダルブーケのように清楚で美しい、「砂糖菓子のよう」と感嘆の声が上がったのはノヂシャ
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キュウリグサの可憐な花とサソリの尻尾のような花序も人気でした。
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スズメノエンドウは葉も巻きひげもみんな細手で花色も控えめ
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今が観察どきの、イロハモミジの花とつぼみ
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参加してくださったみなさんが、夢中になって、小さな花に驚きの声を上げつつ、観察しておられ、あっという間の2時間となりました。
今回、双眼実体顕微鏡の使い方から、実体顕微鏡下でのピンセット操作の練習も含め、慣れない顕微鏡に、根を詰めて取り組んでくださったので、ずいぶんお疲れになったと思います。

何度かしていくうちに、だんだん感じをつかんでいただけて、観察も楽しく、また、描くゆとりもできてくると思います。

引き続きのご参加をお待ちいたしております。
また、新規のご参加 単回のご参加も受け付けておりますので、以下のメールフォームまたは予約サイトからぜひ、お申し込みくださいませ。

ご参加申込み・お問合せ用メールフォーム

ご参加申込み予約サイト

また、「描く」のではなく、ここに掲載したような写真を撮影してみたい方は、こちらの講座をどうぞ。
植物画教室に通っておられる方に限らず、広く一般に募集いたしております。

「簡単!顕微鏡写真を楽しむ」
毎月第3火曜日午後(14:00~16:00) 
ご参加申込み予約サイト


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