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2022-09-28 (Wed)
スピネットの準備が整いました!
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ピアノと同じ専用予約サイトから、ご予約いただけます。
スピネット、または、スピネットとピアノ1台 のメニューをお選びください。

楽器については、こちらの記事もご覧ください!
スピネットがやってきました!

小さな楽器の鍵盤をそっと押すと、思いがけず、ハリのある意外に大きな音が広がって、おおっ!と感じていただけること請け合いです。あとは、ピアノとは違った世界に浸る時間を、ぜひ、お楽しみください。

ご利用をお待ちいたしております。


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2022-08-30 (Tue)
ピアノサロンに愛らしい姿のスピネットがやってきました!

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NEUPERT(ノイペルト)社で1957年に作られた、ヴィンテージ・スピネットです。

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スピネットは小型のチェンバロ。
単弦の1段鍵盤、音域は4オクターブ半の小柄な楽器ですが、爪が弦をはじく感触と音色は、本物ならではです。

このスピネット、ドイツから日本にやってきて、NEUPERT特約楽器店で大切に展示されていました。
このたび、らぼポルカのサロンに入れるにあたって、日本のチェンバロ修復では第一人者である、
池末 隆 氏 に、「修復」という域を遥かに超えた、楽器の「底上げ」作業を入念に施していただくことができました。

鍵盤を磨き、ジャックひとつひとつをていねいに整え、弦をすべて磨き、全体のタッチを調整し…といった作業だけでなく、
しなりを出すために、すべての鍵盤の裏をかんなで削っていく、という、楽器そのものの潜在能力を高め、良さを引き出す、
池末さんだからこそ可能な工程を丹念におこなってくださいました。
65年の時を経て、ハリのある伸びやかな音色の楽器になりました。

コンセプトは、「ピアノ演奏者のためのスピネット」です。
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ピアノで練習したこの曲をチェンバロで弾いてみたい!
チェンバロだったら、ココはどんな表現になるんだろう。
たくさん練習したバッハ、チェンバロで仕上げ録音なんてどうかしら。
…ピアノ演奏者の方の、そんな願いに、ささやかでも応えたい。
電子楽器とは違う、生の楽器に触れる体験を通して、表現を深めたり、弾く楽しみを広げたり。
スピネット体験が、また、ピアノの喜びに返ってくるように、という思いで、この楽器を選びました。

しばらく、準備期間をいただきます。
10月ごろには、ご予約ができるようにしたいと考えています。
どうぞ、楽しみにお待ちください。

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2022-05-01 (Sun)
2017年12月に、KOBEらぼ♪Polka の ピアノサロン がオープンしました。
開業祝に、といただいた、「作曲家トランプ」(東京芸術大学発の「ショスたこ」というグループが出している品です)がうれしくて、このトランプから毎月1枚を取り上げて、「今月の作曲家」というポスターを作って、サロンの外掲示板に出そう、と決めたのです。

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2017年12月「ベートーヴェン」から始めて、2022年5月「ハイドン」で、トランプ全54枚のカード、掲載が完結しました!
54ヶ月、4年半です。

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開業の時に、「今月の作曲家」でこのトランプを全部掲示するまで、ちゃんと頑張ろう、と思って、それがひとつの目標になりました。
コロナ禍となり、自由に楽しい音楽のイベントや弾き合い会などを催すこともできなくなり、主に練習利用や演奏動画撮影、録音などにご利用いただきながら続けてまいりました。
この間、どなたに弾いていただいても、気持ちよく演奏いただけるように、と、ピアノの状態には気をつけて、維持してきました。
おかげさまで、ステージで活躍しておられる演奏家の方や、大切なコンクールのための練習にも、ご利用いただけるサロンになりました。落ち着いて2台ピアノやアンサンブルの合わせ練習ができる、とのお声も戴いています。また、地域の方々が、心地よい音楽の時間を過ごす場として、繰り返し利用してくださるようにもなりました。

トランプ掲示を完結できたのは、サロンをご利用くださるみなさま方のおかげです。
ほんとうにありがとうございます。

今後とも、KOBEらぼ♪Polka ピアノサロン を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ご利用を、お待ち申し上げております。

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2022-03-10 (Thu)
3月になり、昼間は春の日差しがうれしい日も増えてきました。
神戸も重点措置が延期されましたが、少しずつ落ち着いてきていることもあり、サロンのご予約もいただいています。
春のコンサートやライブも開催される見通しとなって、詰めの練習などでのご利用です。
弾いていただいてこそ、のピアノですので、ご利用いただけて本当にうれしいです。

2台のグランドピアノの調律・整調を行いました。
今回も、いつものように本当に丁寧に、整えてくださっています。

さて、調律師さんからの、今回の整調ひとくち講義。
(…毎回、いろんなことを教わるのが楽しいです!)

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鍵盤の下、フロントピンが見えています。
この金属の棒に生じるほんの少しのざらつきで、鍵盤の穴のフエルトとの摩擦が変わってきます。
1本1本、特製の道具(皮が貼ってある)で磨いてくださいます。

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こちらは鍵盤の奥、金属でできた「キャプスタンボタン」が鍵盤から上向きに出ています。
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これが、「ウイッペン」という木の部品の下側に貼ってあるフエルトに当たって、鍵盤の動きをアクションに伝えます。
ここが、鍵盤とアクションの接点になっているのです。
この「キャプスタンボタン」の表面も、ざらつきのないようにひとつひとつ、皮の貼ってある道具で磨きます。

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そのほか、今回は「ジャック」(写真の矢印、縦方向の部品)の上端の位置と傾きの調節も行ってくださいました。
ジャック_r

演奏者が指で触れるのは鍵盤です。
その指から伝わった力が、いかに、途中で「干渉」を受けずに、ハンマーの動きとなって弦に伝わるか。
そのための細かな手入れです。

C2CP_ac.jpg C3X_st.jpg

C3X ・ C2CP それぞれの機種の個性が感じられる、すっきりと美しい響きになりました。
2台の合わせも気持ちよく演奏いただけると思います。

表現したいことが、ピアノに伝わって、返ってくる、その感じをたっぷりと味わっていただける、らぼポルカのピアノです。
どうぞ、あたたかな春の日に、ピアノの時間をお楽しみください。
ご利用をお待ち申し上げております。

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2021-08-09 (Mon)
コンクールシーズンでもあり、6月から8月前半には多くの方にサロンのピアノを弾いていただくことができました。
また、秋にコンサートを控えた演奏家の方々にもご利用いただいています。うれしい限りです。

湿気の多い梅雨の時期、そして、この酷暑、サロンも一日中空調をかけているわけではないので、ピアノにも負荷がかかります。
ちょっと響きが気になるところが出てきたり、何より、2台演奏の合わせには2台がピッタリと響き合うように調律されていることが大切ですから、秋を待たずに、調律することにしました。

毎回お願いしているのは、「1級ピアノ調律技能士」のベテラン調律師さん。
調律だけでなく、3本の弦がハンマーに同時に当たるように調整するなど、丁寧に整調を施して、ピアノの響きを整えてくださいます。
そして、いつも、その日の重点項目について、「ピアノの仕組みとピアノの響き」のレクチャーをしてくださいます。

今回のお話は、ハンマーが弦をたたいたあと、落ちて止まる位置、「ハンマーストップ」を揃えることについて。

ハンマーストップ調整 ハンマーストップの調節 

弦から15mmの位置に揃えます。

ハンマーストップAt  ハンマーストップBt
左から3つめのハンマーがちょっと下がっています。同じ高さで止まるように調節します。
アクションを引き出したときと、弦の下にあるときとでは止まる位置が同じではない!のだそうです。調整、大変そう!

この位置がほんの少し近い、遠い、それだけで、ハンマーのフエルトが音の振動を吸収する度合いが変わるようで、打鍵したときの音の広がりやくぐもり具合が変わってきます。
ハンマーストップが揃っていることは、どの鍵盤を打鍵しても、響きの質が揃った、統一感のある響きになる、ということにつながります。
さらに、ハンマーストップを弦に近い位置で揃えると軽やかな音色やタッチ(モーツアルトを弾きたい感じに)、弦から離れた位置に揃えると響きが広がる(ロシアものなんかを弾きたい感じに)、といった、違いが生じるのだそうです。

弦をたたいたあと、落ちてくるハンマーを受け止めるのは「バックチェック」という部品です。

バックチェックAt バックチェックDt 
打鍵するとハンマーが上がって、すぐに落ちてくる。黄色いバックチェックが受け止める。

この、バックチェックがハンマーを受け止めるときの、「コツッ」という感触が、鍵盤の上の指に伝わってくるのです。
ハンマーストップが揃っていないと、この感触が返ってくるタイミングが、鍵盤によって異なる、ということになってしまいます。それが、タッチの不揃い感につながります。
ハンマーストップが揃っていることは、音質にもタッチにも大切、ということなんですね。

実際に、アクションを引き出して、やってみると、確かに、しっかりと、「コツッ」と指に感じられます。
打鍵して、鍵盤がいちばん底についた、つまり、鍵盤が下のパンチングクロスに当たった、その瞬間と、ハンマーが弦をたたく瞬間が、ほぼ同時なのだそうです。
その一瞬あとに、ハンマーが落ちてきて、バックチェックに受け止められます。
つまり、この手応えは、打鍵したほんの一瞬あとに返ってくる、ということになります。

ピアニストがばーん!と、力強い和音を打鍵したとき、ピアノから、その手応えを感じて、ああ、自分はピアノを鳴らしている、という充実感を得られるのは、この、バックチェックの受け止めの手応えを感じるからなのだそうです。…ううん、これは、何とも深い…。
ピアノは、音だけでなく、ちゃんと、そんな手応えを、ピアニストの指に返しているんですね。

打鍵したあとの脱力が大切、というのは、よくよく言われますが、脱力できていないと、こんな繊細な「ピアノからのお返事」を指で感じることなんて、到底できない、ってことですねぇ。
ピアノが弾き手にちゃんと返してくれているのに、そんなピアノの律儀な振る舞いに、何十年も無頓着だった自分が何とも残念。
いまさらだけど、これから、感じて弾けるようになるかしら。

C3Xはどの音もすっきりと晴れやかに響くようになりました。
C2CPも素直に音が伸びていきます。いつもは安定していたC2CPが今年はちょっと湿度の影響を受けていたようでしたが、きちんと調整していただきました。これで、2台での演奏もさらに気持ちよく合わせていただけます。

らぼポルカのそれぞれのピアノの響きと弾き心地を、どうぞ、味わっていただけたらと思います。
みなさまのご利用をお待ちいたしております。


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