らぼ♪ポルカ~ピアノ & bio のひととき
KOBEらぼ♪Polka は まちかど文化ステーション!音楽と生命科学のワクワク空間です。
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2019-02-14 (Thu)

春の弾き合い会、募集を開始いたしました。
春分の日の午後に、のどかな春の弾き合い会です。
ソロはもちろん、2台や連弾、歌や他の楽器との
アンサンブルも大歓迎。試弾タイムも設定します。
演奏時間10分以内に収まれば複数曲も演奏いただけます。
アンサンブルは演奏者の時間から出し合うことが可能です。
アットホームなサロンでほんわかしい音楽のひとときを。
どうぞお気軽にエントリーください!
お申し込みは、こちらのメールフォームからどうぞ。

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2019-02-03 (Sun)
節分です。明日は立春。季節が変わっていきますね。
冬から春にかけて、明石のイイダコが旬になります。
ものすごーく以前から、ゆっくりしっかり観察したいしたいと思っていたのですが、毎年ちょうど忙しいシーズンと重なって、逃してきていました。ようやく、覚悟を決めて(大げさ)魚の棚に出かけてきました。
子持ちのメス(だから、飯蛸なんですが)はなかなかのお値段です。内臓の観察もすることを考えて、まずはオスを一盛り買って帰りました。ココでひとつ問題が。何も言わずにフラっと買いに行ってはいけない、ということが分かりました。
魚屋さんが、売る前に墨袋を取り除く下処理をしているのです。
次回の観察では前もってそのままに、と、お願いしておかなくてはいけませんね。

外観の観察も大切です。よーく観ていきます。
今は、腹の中身で雄雌が分かりますが、オスには先の平たい交接腕が1本あるので、腕を観ただけでも判別はできます。
タコの腎嚢には「ニハイチュウ」という寄生動物がいます。
タコを観察する、ということは、ニハイチュウも観察する、ということで、久しぶりのニハイチュウ観察にもワクワク。
ニハイチュウの一種
そして、メスが飯を抱えている、腹に卵を持っている時期、つまり、繁殖シーズンなんですね。
オスは、おびただしい数の「精莢」(精子の入ったカプセル)を持っていました。
こんなのを、しっかりと顕微鏡で見たことはありませんでした。細い精莢の中に、グリグリと規則正しく管が詰め込まれているようす、生殖腺、その周囲の管、精莢、どこもかしこも、傷を付けるとおびただしい数の精子が泳ぎだしてきて、壮観でした。
腎嚢の他に、消化管のルートを追う、唾液腺、2つの鰓、2つの鰓心臓(動いていました)、心臓、脳、眼、眼の神経節…眼のレンズはプルンと丸くて透明。
交接腕、腕の吸盤、、、観るところが本当にたくさんあって、記録しながらだと時間がいくらでも過ぎていきます。
腕の中心を通っている組織を顕微鏡で見ると、筋肉以外に血球や突起を出している神経細胞も観察できます。
酢酸オルセインで染色
写真や動画は教員研修のあと、「実験教材の広場HP」の方に出すことにします。
最後は、嘴と眼をはずして、塩もみを丁寧にして、ゆがいて、
甘辛く煮付けました。
茹でたり煮たりして、腕がくるるんと巻いたイイダコの姿はかわいいです。

やわらかくて、でも、良い歯ごたえがあって、香りもあって、おいしい。
しーっかり観察して、おいしくいただきました。
次回の教員研修KOBE金曜EveLabo 2月22日でも、イイダコとニハイチュウの観察 をします。
身近な生きものの姿をいろいろな角度から観察してみませんか。
大人のための生命科学体験講座でも、イイダコの観察ができます。
メールフォームからお問い合わせください。
冬から春にかけて、明石のイイダコが旬になります。
ものすごーく以前から、ゆっくりしっかり観察したいしたいと思っていたのですが、毎年ちょうど忙しいシーズンと重なって、逃してきていました。ようやく、覚悟を決めて(大げさ)魚の棚に出かけてきました。
子持ちのメス(だから、飯蛸なんですが)はなかなかのお値段です。内臓の観察もすることを考えて、まずはオスを一盛り買って帰りました。ココでひとつ問題が。何も言わずにフラっと買いに行ってはいけない、ということが分かりました。
魚屋さんが、売る前に墨袋を取り除く下処理をしているのです。
次回の観察では前もってそのままに、と、お願いしておかなくてはいけませんね。

外観の観察も大切です。よーく観ていきます。
今は、腹の中身で雄雌が分かりますが、オスには先の平たい交接腕が1本あるので、腕を観ただけでも判別はできます。
タコの腎嚢には「ニハイチュウ」という寄生動物がいます。
タコを観察する、ということは、ニハイチュウも観察する、ということで、久しぶりのニハイチュウ観察にもワクワク。

そして、メスが飯を抱えている、腹に卵を持っている時期、つまり、繁殖シーズンなんですね。
オスは、おびただしい数の「精莢」(精子の入ったカプセル)を持っていました。
こんなのを、しっかりと顕微鏡で見たことはありませんでした。細い精莢の中に、グリグリと規則正しく管が詰め込まれているようす、生殖腺、その周囲の管、精莢、どこもかしこも、傷を付けるとおびただしい数の精子が泳ぎだしてきて、壮観でした。
腎嚢の他に、消化管のルートを追う、唾液腺、2つの鰓、2つの鰓心臓(動いていました)、心臓、脳、眼、眼の神経節…眼のレンズはプルンと丸くて透明。
交接腕、腕の吸盤、、、観るところが本当にたくさんあって、記録しながらだと時間がいくらでも過ぎていきます。
腕の中心を通っている組織を顕微鏡で見ると、筋肉以外に血球や突起を出している神経細胞も観察できます。

写真や動画は教員研修のあと、「実験教材の広場HP」の方に出すことにします。
最後は、嘴と眼をはずして、塩もみを丁寧にして、ゆがいて、
甘辛く煮付けました。
茹でたり煮たりして、腕がくるるんと巻いたイイダコの姿はかわいいです。

やわらかくて、でも、良い歯ごたえがあって、香りもあって、おいしい。
しーっかり観察して、おいしくいただきました。
次回の教員研修KOBE金曜EveLabo 2月22日でも、イイダコとニハイチュウの観察 をします。
身近な生きものの姿をいろいろな角度から観察してみませんか。
大人のための生命科学体験講座でも、イイダコの観察ができます。
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