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2022-03-10 (Thu)
3月になり、昼間は春の日差しがうれしい日も増えてきました。
神戸も重点措置が延期されましたが、少しずつ落ち着いてきていることもあり、サロンのご予約もいただいています。
春のコンサートやライブも開催される見通しとなって、詰めの練習などでのご利用です。
弾いていただいてこそ、のピアノですので、ご利用いただけて本当にうれしいです。

2台のグランドピアノの調律・整調を行いました。
今回も、いつものように本当に丁寧に、整えてくださっています。

さて、調律師さんからの、今回の整調ひとくち講義。
(…毎回、いろんなことを教わるのが楽しいです!)

IMG_8546_r.jpeg IMG_8551_r.jpeg
鍵盤の下、フロントピンが見えています。
この金属の棒に生じるほんの少しのざらつきで、鍵盤の穴のフエルトとの摩擦が変わってきます。
1本1本、特製の道具(皮が貼ってある)で磨いてくださいます。

IMG_8555_r.jpeg

こちらは鍵盤の奥、金属でできた「キャプスタンボタン」が鍵盤から上向きに出ています。
IMG_8569_r.jpeg IMG_8562_r.jpeg 

これが、「ウイッペン」という木の部品の下側に貼ってあるフエルトに当たって、鍵盤の動きをアクションに伝えます。
ここが、鍵盤とアクションの接点になっているのです。
この「キャプスタンボタン」の表面も、ざらつきのないようにひとつひとつ、皮の貼ってある道具で磨きます。

IMG_8566_r.jpeg

そのほか、今回は「ジャック」(写真の矢印、縦方向の部品)の上端の位置と傾きの調節も行ってくださいました。
ジャック_r

演奏者が指で触れるのは鍵盤です。
その指から伝わった力が、いかに、途中で「干渉」を受けずに、ハンマーの動きとなって弦に伝わるか。
そのための細かな手入れです。

C2CP_ac.jpg C3X_st.jpg

C3X ・ C2CP それぞれの機種の個性が感じられる、すっきりと美しい響きになりました。
2台の合わせも気持ちよく演奏いただけると思います。

表現したいことが、ピアノに伝わって、返ってくる、その感じをたっぷりと味わっていただける、らぼポルカのピアノです。
どうぞ、あたたかな春の日に、ピアノの時間をお楽しみください。
ご利用をお待ち申し上げております。

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