FC2ブログ
123456789101112131415161718192021222324252627282930
2021-03-05 (Fri)
3月になり、らぼポルカのピアノも、すっきりと春を迎える準備が整いました。
2台のグランドピアノの調律と整調、整音に、たっぷり5時間! いつもながら、丁寧に整えてくださいました。

今回の整調のポイントのひとつは、2台とも「レペティションレバースプリング」の強さ、でした。
打鍵したとき、ハンマーは弦をたたいて、すぐに弦から離れていったんとまります。そのあと、ゆっくりと鍵盤を上げると…ハンマーはもう一度、弦に向かって上がって行き、それから、元の位置に落ちていきます。スプリングの調節で、その上がり具合を加減します。

IMG_1814 (2) レペティションレバースプリング

グランドピアノは、このバネのおかげでアクションがすばやく戻るしくみになっていて、バネの強さで弾き心地が変わって来るのですね。今回は全体にほんの少し強めにしてくださったとのこと。連打やトリルもすっきりと、気持ちよく演奏していただけると思います。

整音、というと、針刺しをしてハンマーの硬さを調節し、音色を整える、というイメージがあるかも知れません。
IMG_3983_R.jpg IMG_3987_R.jpg ハンマーの針刺し
狙った音色やハンマーの状態によって、ハンマーの「肩」の部分に針を刺す場合、ハンマーの「頭」の部分に刺す場合があるそうです。

けれども、その前に、よい音色は丁寧な整調があってこそ、ということを、野球の投手の投球フォームになぞらえつつ、実際にアクションの状態と音色を比べつつ、説明してくださいました。
ハンマーが弦をたたいた直後に落ちる距離の、ほんの、ほんの、わずかな違いでも、音に芯が通った凜々しい感じがしたり、何となく、くぐもったようなニュアンスになったり。ハンマーが落ちて止まる位置、ハンマーストップの高さを変えても、タッチが変わるだけでなく、音そのものが違ってきていました。

IMG_4005_R.jpg ハンマーストップを揃える
IMG_4010_R.jpg IMG_4011_R.jpg
バックチェック(黄色い部分)を曲げて調節します。

鍵盤の高さ、深さ。
IMG_3997_R.jpg IMG_4001_R.jpg
高さを揃え、深さは1cmに。鍵盤の下のフロントピンに緑色のパンチングクロス、その下にパンチングペーパーが重なっています。
IMG_3993_R.jpg IMG_3992_R.jpg パンチングペーパー
色によって厚みがちがうんですね。人の手の感覚は敏感。紙1枚の厚み違いでも触れれば分かります。
深さを測るための「あがき定規」は小さな巾着袋に丁寧に納めてありました。調律師さんが道具を大切にしておられるのが伝わってきます。

調律だけでなく、いつも、細やかに、みていただいている、らぼポルカのピアノです。
春の澄んだ音色と気持ちが伝わる弾き心地をお楽しみいただけると思います。
みなさまのご利用をお待ちいたしております。

スポンサーサイト



| ピアノサロン | COM(0) | | TB(-) |
コメント







管理者にだけ表示を許可する